機能性胃腸症
機能性胃腸症(機能性胃腸障害、機能性ディスペプシア、Functional dyspepsia、FD)とは、例えば胃潰瘍や胃炎といったはっきりと目に見える病気がないのに胃もたれ、吐き気、胸やけ、嘔吐などの症状が出る病気のことを言います。1990年ごろからアメリカの消化器病学会で提唱されるようになった比較的新しい概念です。
日本では4人に1人がこのような症状を訴え、そのうちの約3割の人が医療機関を受診しており、今後も増加傾向にあるとみられています。
現在は、
・運動不全型(吐き気・おう吐、腹部膨満感、食欲不振、胃もたれ)
・潰瘍型(空腹時や夜間にみぞおちの痛み)
・非特異型(前の2つの型のいずれにもあてはまらないが、常にいずれかの症状をもつ)
の3タイプに分けられ、日本では運動不全型が全体の約6割を占めています。
機能性胃腸症はストレスや不規則な生活とも深く関係していると言われています。身体的にも心理的にも健康なからだにしていく必要があります。
特徴的な症状としては
・胃が痛い
・みぞおちのあたりが気持ち悪い
・食欲がない
・嘔吐
・吐き気
・胸やけ
・胃のあたりがはっている気がする
・少し食べるとすぐ満腹になる
・胃もたれ
といったものが挙げられます。
必ずしも明確ではありませんが、運動不全型では胃の運動機能の低下による胃内容物の排出遅延、知覚神経の過敏、胃酸の出過ぎなどが原因で、そこに食習慣を中心としたライフスタイルの乱れとストレスなどが加わり、症状が現れると考えられています。また、非特異型ではこれらに加えて心理的要因が強く影響していると考えられています。

























































